つわりが全くない妊婦の共通点とは?胎児への影響と体質を徹底解明

つわりが全くない妊婦の共通点とは?胎児への影響と体質を徹底解明とはどのようなものなのか? 背景や要点を整理してお届けします。

なぜ、つわりを全く感じない人が一定数存在するのか。多くの産婦人科医が指摘する最大の要因は、受精卵が着床した後に胎盤から分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)に対する嘔吐中枢の感度差だ。妊娠が成立すると、体内のhCG濃度は爆発的に上昇する。しかし、脳の化学受容器引き金帯(CTZ)がこのホルモン急増にどう反応するかには、大きな個体差が存在する。

受容器の感度がマイルドな女性の場合、血中のホルモン濃度が急上昇しても脳が過剰な危機信号を発しない。加えて、妊娠維持に必要な黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌増加に伴う消化管の弛緩作用に対しても、胃腸が柔軟に適応できる体質を持っているケースが多い。要するに、ホルモンが出ていないのではなく、ホルモンに対する受容体の受容能力や反応性が極めて安定していることが挙げられる。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest