韓国語のお疲れ様は目上に失礼?使い分けの落とし穴と最新マナー

韓国語のお疲れ様は目上に失礼?使い分けの落とし穴と最新マナーについて知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

日本人が日常的につい使ってしまうのが、現在形の「수고하세요(スゴハセヨ)」です。「お疲れ様です」のヘヨ体(親しみのある丁寧語)だから上司にも使えるだろうと思われがちですが、韓国の職場のビジネスマナーにおいて、目上の人に対してスゴハセヨを使うのはタブー中のタブーとされています。

その最大の理由は文法構造にあります。「-세요(〜セヨ)」は丁寧な命令・勧奨の終助詞です。つまり、「수고(苦労)」に「하세요(〜してください)」が組み合わさることで、本質的には「(私は去りますが、あなたは)引き続き苦労してください」という指図の命令文になってしまいます。仕事を終えてオフィスに残る上司に向かって部下が「スゴハセヨ」と言い放つ行為は、日本語で言えば「課長、残業頑張って苦労してくださいね!」と命令しているのに等しい無礼な響きを与えてしまうのです。

では、自分が先に退勤する際、残業している上司には何と挨拶するのが正解なのでしょうか。韓国企業や現地日系法人の実務現場では、以下の言い換えが鉄板とされています。

「먼저 들어가 보겠습니다.(モンジョ トゥロガ ボゲッスムニダ / お先に失礼いたします)」
直訳は「先に入って(家に帰って)みます」ですが、退社時の定型句として最も品格があり、社内マナーの模範解答とされています。翌朝の再会を期すなら、「내일 뵙겠습니다.(ネイル ペッケッスムニダ / また明日お目にかかります)」を添えることで、完璧な敬意を示すことができます。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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