令和の若者が熱狂する「昭和歌謡」の核心――没後6年、サブスクで再評価される稀代のヒットメーカーが遺したもの
令和の若者が熱狂する「昭和歌謡」の核心――没後6年、サブスクで再評価される稀代のヒットメーカーが遺したものにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
始まりは、ある海外インフルエンサーの投稿だった。
1968年にいしだあゆみが歌い、ミリオンセラーを記録した「ブルー・ライト・ヨコハマ」。この曲が今、ソウルやロンドン、ロサンゼルスのクラブやストリートで流れている。どこか哀愁を帯びたマイナーコードの旋律と、歩幅に合わせるような軽快なリズム。日本語の響きが持つ独特の情緒が、かえって海外の若者には「クールで新しい体験」として受け入れられているのだ。
ストリーミングのアルゴリズムは、かつてのドメスティックなヒット曲を世界共通の財産へと押し上げた。かつて日本国内のテレビ受像機から流れていた音楽が、2026年の今、世界中のスマートフォンの画面から流れている。この現象は、筒美京平が施した音楽的仕掛けが、時代や言語の壁を越える普遍性を持っていた何よりの証拠だ。