ウモレオウギガニの猛毒と死亡事故の真相|フグ毒以上の危険性と見分け方

今注目を集めている ウモレオウギガニの猛毒と死亡事故の真相|フグ毒以上の危険性と見分け方について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

実際にウモレオウギガニを食べるとどうなるのか。過去の医療記録や臨床報告書に記された経過は、極めて凄惨です。口にしてから異変が現れるまでのスピードは極めて速く、潜伏期間はわずか数十分から数時間とされています。

初期症状として現れるのは、唇や舌先、指先の痺れ感です。そこから急速に麻痺が顔面全体や四肢へと広がり、歩行困難や発声障害(呂律が回らない状態)に陥ります。さらに病態が進行すると、自発呼吸を司る横隔膜や肋間筋が麻痺し、激しい呼吸困難から呼吸停止へと至ります。意識が完全に清明であるにもかかわらず、指一本動かせず声も出せないまま窒息状態へと追い込まれる点が、神経毒の最大の恐怖です。

日本国内におけるウモレオウギガニの死亡事故は、主に沖縄県や鹿児島県奄美群島などの南西諸島で報告されてきました。代表的な事例として知られるのが、漁港や磯で採取したカニを味噌汁にして家族で食したところ、数時間後に全員が重篤な中毒症状を発症し、尊い命が失われた昭和から平成にかけての事故です。また、海外でもフィジーやマダガスカル、フィリピンなどの太平洋島嶼国において、定期的に有毒ガニの誤食ニュースが報じられており、搬送先の医療体制によっては致死率が著しく高まる危険性が指摘されています。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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