年金平均受給額の実態!厚生年金と国民年金の手取り格差を徹底検証

年金平均受給額の実態!厚生年金と国民年金の手取り格差を徹底検証に関する主要なデータを丁寧に解説いたします。

年金の平均受給額は一体いくらなのか。日本年金機構公式試算や厚生労働省の最新公表データを精査すると、多くの人が抱く「公的年金だけで暮らせる」という淡い期待は脆くも崩れ去ります。原則65歳から受け取る公的年金において、自営業者やフリーランスが加入する国民年金平均月額は約5万6,000円にとどまります。満額納付した場合の国民年金満額受給額(2026年度基準で月額約6万8,000円台)と比較しても、未納期間や免除期間の影響で実際の平均受給額は1万円以上低いのが現状です。

一方、会社員や公務員が受け取る厚生年金平均受給額は月額約14万5,000円(基礎年金を含む)となっています。しかし、この数字を見て「月14万円台なら何とか生活できる」と判断するのは早計です。公的年金からも現役時代と同様に、介護保険料、国民健康保険料(または後期高齢者医療制度の保険料)、住民税、所得税が源泉徴収されます。

以下は、額面受給額と推定手取り額の関係を整理した一覧です。年金収入や居住自治体、扶養親族の有無によって控除額は変動しますが、手取り割合はおおむね額面の85%〜90%前後まで落ち込みます。

区分・世帯モデル額面月額(平均・モデル値)推定手取り月額(控除後)編集部の見解・実態分析国民年金(単身・平均)約56,000円約51,000円〜53,000円非課税枠内に収まる場合が多いものの、健康保険・介護保険料で確実に手取りが目減りし、住居費があると破綻リスク大。厚生年金(男性平均)約164,000円約142,000円〜148,000円現役時代の標準報酬月額が反映され比較的高水準だが、税・社会保険料の控除率が約12〜15%に達する。厚生年金(女性平均)約105,000円約94,000円〜98,000円出産・育児による離職やパート勤務期間の長さが響き、単身女性の生活防衛には自助努力の上乗せが必須。標準的夫婦2人世帯
(夫:会社員40年、妻:専業主婦)約230,000円約200,000円〜208,000円いわゆる「モデル世帯」。手取り約20万円では持ち家前提でも余裕はなく、医療・介護費の突発的支出に対応が難しい。

このように、年金手取り額早見表の観点から試算すると、額面から2万〜3万円前後が差し引かれるのが通例です。「通知書記載の金額がそのまま口座へ振り込まれると思っていた」と語る受給者が後を絶たない背景には、控除の仕組みに対する周知不足があります。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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