Od調査とは何か?都市開発で今こそ重視される決定的な理由と実態
Od調査とは何か?都市開発で今こそ重視される決定的な理由と実態の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
実務の現場や一般の報道で頻繁に混同されるのが「交通量調査」と「OD調査」の境界線です。交差点の脇で調査員がカウンターを手にカチカチと車輪の数を数えている光景を目にしたことがある人は多いはずです。あれは「断面交通量調査」と呼ばれ、特定の地点を「ある時間内にどれだけの数の車や歩行者が通過したか」という交通量の絶対数を計測する作業です。
一方、交通量調査との違いにおいて決定的なのは、断面交通量調査が「点」の観測であるのに対し、OD調査は「線」あるいは「面」の追跡であるという点に尽きます。定点観測では「1時間に1,000台の車が東に向かった」という事実は分かっても、「その1,000台がどこから来て、どこへ行き、何台が途中で右折して商業施設に吸い込まれたのか」は分かりません。この移動の因果関係を解き明かすのがOD調査です。
日本国内で実施される代表的なOD調査には、全国規模で道路交通の実態を掴む「道路交通センサス(全国道路・街路交通情勢調査)」や、都市圏規模で一人ひとりの1日の全移動を追うパーソントリップ調査が存在します。