妖怪「空亡」の正体とは?百鬼夜行のラストと最強伝承の真実
妖怪「空亡」の正体とは?百鬼夜行のラストと最強伝承の真実についての疑問解決ガイドをご紹介します。
妖怪「空亡」が現在のような絶対的な強者としての地位を確立した背景には、日本のゲーム・アニメ産業が果たした決定的な役割があります。
カプコンの名作アクションゲーム『大神』(2006年)では、世界を暗黒に包み込む元凶として「常闇ノ皇」が登場し、百鬼夜行の頂点に立つ暗黒の球体としてのビジュアルが多くのゲーマーに強烈なトラウマと畏怖を植え付けました。こうした作品群の演出が、「百鬼夜行のラスト=巨大な闇の球体」という共通認識を強固にしていきました。
その決定打となったのが、レベルファイブが手がけた『映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活』(2017年)およびそれに続くテレビアニメシリーズです。本作における「空亡(そらなき)」は、人の悪意や怨念が凝縮して生まれた災厄そのものとして描かれ、通常の妖怪とは次元の異なる圧倒的な力を行使しました。
作中における空亡は、あらゆる妖怪を黒い瘴気で侵食して「怪魔」や僕へと変貌させ、世界を完全な無へと導くラスボスとして君臨。従来のコミカルな妖怪観を根底から覆すシリアスかつ絶望的な描写によって、小中学生から大人世代に至るまで「空亡=妖怪界における最強最悪の神話的脅威」というパブリックイメージを不動のものにしました。