バインミーシンチャオ人気の理由を解明!本場の評判と創業秘話の実態
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バインミーシンチャオの歩みを紐解くうえで欠かせないのが、創業者であるブイ・タイン・ズイ(Bui Thanh Duy)氏とブイ・タイン・タム(Bui Thanh Tam)氏という実の兄弟による情熱の歴史です。2人がベトナムから来日したのは2010年代初頭のこと。留学生として日本の大学で学び、アルバイトに励むなかで、ある強烈な違和感と望郷の念を抱いたことが創業の原点となりました。
「日本には世界各国の美味しい料理が溢れているのに、なぜ故郷の誇りである本当に美味しいバインミーが食べられないのか」。当時の取材や自著、メディアインタビューで創業者は、異国の地で抱いた悔しさと夢をそう語っています。日本のパン屋が作るサンドイッチは柔らかく高品質である一方、本場ベトナムのバインミーに不可欠な「米粉を配合した皮のクリスピーさと空気を含んだ軽いクラム(内側の生地)」を持つパンを見つけることは極めて困難でした。
資金もコネクションもないなか、兄弟は都内のパン職人に何度も頭を下げて特注パンの共同開発を直談判。試行錯誤の末、2016年10月に学生街である東京・新宿区にバインミーシンチャオ高田馬場本店をオープンさせました。開店当初は資金不足からわずか数坪の狭小物件でのスタートでしたが、故郷の味を懐かしむベトナム人コミュニティで瞬く間に口コミが拡散。さらにエスニックフードに敏感な日本人グルメ層の心を掴み、メディアでも大きく取り上げられる人気店へと成長を遂げたのです。