チョコ味じゃない?コーヒーのモカの正体とカフェモカとの決定打を徹底解説
チョコ味じゃない?コーヒーのモカの正体とカフェモカとの決定打を徹底解説の重要なポイントについて、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。
なぜこの2つの地域から出荷される豆が、一括して「モカ」と呼ばれるようになったのでしょうか。その歴史は15世紀から17世紀の交易時代にまで遡ります。
当時、アラビア半島南西部のイエメンにあったイエメンモカ港(Al-Mukha)は、世界最大のコーヒー輸出拠点として繁栄を極めていました。紅海を挟んだ対岸に位置するエチオピア産コーヒー豆もこのモカ港へと運ばれ、イエメン国内で収穫された豆とともに世界各地へ輸出された歴史があります。港の名前にちなんで「モカから届く極上の豆=モカコーヒー」というブランド名が世界中に定着しました。
その後、モカ港は土砂の堆積などにより港としての機能を失いましたが、現在でもその伝統を受け継ぐ豆が市場に流通しています。代表的な分類として以下の2大ルーツが存在します。
- イエメン産「モカマタリ」:太宰治の小説にも登場し、日本の名曲でも親しまれてきた銘柄。標高1,000〜2,000m以上の険しい山岳段々畑で栽培され、凝縮された深いコクとスパイシーかつ高貴なカカオ香が特徴です。
- エチオピア産モカ(イルガチェフェ・シダモ・ハラー):コーヒーノキの原種が自生する発祥地。圧倒的なフローラル感と、レモンやピーチを思わせる華やかな果実味が世界的なスペシャルティコーヒー市場で絶大な支持を集めています。