「致しかねます」は失礼?正しい意味と角を立てない断り方・例文
「致しかねます」は失礼?正しい意味と角を立てない断り方・例文についての最新情報をご紹介します。
文法的に正しいにもかかわらず、なぜ「致しかねます」は時に相手を苛立たせるのか。最大の理由は、主語を曖昧にしたまま「事務的に突っぱねられた」という拒絶感だけが浮き彫りになる点にある。相手からすれば、期待して投げかけた相談に対してシャッターをガラリと下ろされたような感覚に陥るのだ。
実務技能検定協会(秘書検定)の指導基準でも指摘される典型的なNGパターンとして、「ご要望には応じかねます」「対応いたしかねます」の一言だけでメールを終えてしまうケースが挙げられる。事情の説明やクッションとなる前置きを欠いた単文での使用は、敬語の形をとっただけの門前払いになりかねない。また、「できませんでしょうか?」という相手の問いかけに対し「できません」を機械的に言い換えただけの返答は、慇懃無礼な響きを帯びやすい。