盂蘭盆とは?語源の逆さ吊り伝説と現代お盆の違い・供養の作法総解剖

盂蘭盆とは?語源の逆さ吊り伝説と現代お盆の違い・供養の作法総解剖について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

日本仏教の各宗派によっても、盂蘭盆に対する教義上の解釈には顕著な違いがあります。

天台宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗などでは、先祖への追善供養とともに、有縁無縁の霊を広く供養する「施餓鬼会(せがきえ)」を盂蘭盆の時期に手厚く執り行います。一方で、浄土真宗では教義上の理由から霊の行き来という概念をとりません。故人は亡くなると同時に阿弥陀如来の力によって極楽浄土へ往生している(往生即成仏)と考えるため、精霊棚を設けたり迎え火・送り火を焚くことはせず、阿弥陀如来への感謝を捧げ、仏法を聴聞する「歓喜会(かんぎえ)」として過ごします。

また、夏の風物詩である「盆踊り」の起源には、平安時代に空也上人が始め、鎌倉時代に一遍上人が広めた「踊り念仏」が深く関係しています。念仏を唱えながら歓喜に酔いしれて踊る宗教行為が、盂蘭盆会の精霊供養と結びつき、地獄の責め苦から解放された亡者たちが喜んで踊る姿を模して民衆の間で踊られるようになったと伝えられています。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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