椎名恵『今夜はAngel』の真実!ヤヌスの鏡主題歌と伝説の歌姫の現在
椎名恵『今夜はAngel』の真実!ヤヌスの鏡主題歌と伝説の歌姫の現在の総合ガイドをご紹介します。役立つ情報がチェックできます。
「今夜はANGEL」の爆発的なヒットを語る上で欠かせないのが、フジテレビ系列で1985年10月から1986年4月にかけて放送された大映ドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌としてのタイアップ効果です。宮脇明子の同名少女漫画を原作とした本作は、厳格な祖母に育てられた内気な優等生・小沢裕美が、夜になると凶悪な不良少女・大沼ユミへと豹変する二重人格の物語を描きました。
当時、本作が芸能界デビュー作となった杉浦幸の鬼気迫る二役の怪演や、来宮良子の重々しいオープニングナレーション(「古代ローマの神・ヤヌスは……」)は瞬く間に社会現象となりました。そのオープニングの緊張感を最高潮に引き上げたのが「今夜はANGEL」のドラマティックな旋律です。
「夜の街へ飛び出していく少女の衝動」と「誰にも言えない孤独と葛藤」が歌詞とメロディに見事に合致し、視聴者に強烈なカタルシスを与えました。大映テレビが手掛ける過剰なまでのドラマ展開と、椎名恵のスケール感あふれる歌声の相乗効果は、1980年代のテレビカルチャーを象徴する伝説的なコラボレーションとなりました。