鋼製型枠はなぜ選ばれる?木製との違いや費用相場・転用回数の真実

鋼製型枠はなぜ選ばれる?木製との違いや費用相場・転用回数の真実の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

コンクリート工事の現場において、古くから親しまれてきた木製型枠(合板型枠)と、鋼鉄を主原料とする鋼製型枠。両者の最も決定的な違いは、部材としての剛性と規格化された寸法精度にあります。

木製型枠は現場での切断や加工が容易である一方、コンクリート打設時の側圧によって「はらみ(外側へのたわみ)」が生じやすく、職人の腕によって仕上がり品質にばらつきが出やすい弱点がありました。対して、通称「メタルフォーム」と呼ばれる鋼製型枠は、冷間圧延鋼板を主材にリブ補強が施されており、打設時の強大な側圧に対しても歪みが生じにくく、ミリ単位の施工精度を均一に保つことが可能です。

また、鋼製型枠規格サイズの体系化も見逃せません。一般的に幅は100mm、150mm、200mm、300mm、450mm、600mm、長さは900mm、1200mm、1500mm、1800mmといったモジュールで標準化されており、コーナーピースや各種異形部材と組み合わせることで、パズルのように素早く組み立てられます。現場でノコギリを引いてコンパネを刻む時間を大幅に削減できるため、工期短縮が至上命題となっている現場ほど絶大な威力を発揮します。

特に土木工事用鋼製型枠の領域では、擁壁、水路、ボックスカルバート、橋脚基礎などの直線的かつ大規模な構造物が多いため、規格化されたパネルの強みが最大限に活かされます。脱型(型枠の取り外し)後のコンクリート表面が滑らかで美しく仕上がり、左官による補修作業が最小限で済む点も、施工管理者が鋼製を選ぶ大きな決め手です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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