風あざみとは?『少年時代』歌詞の謎と井上陽水が明かした衝撃の真相
風あざみとは?『少年時代』歌詞の謎と井上陽水が明かした衝撃の真相について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。
この印象的な言葉はいかにして生まれたのか。作詞を手掛けた井上陽水氏自身が、過去の音楽番組や特番インタビューでその真相を語っています。
1990年9月にリリースされたシングル『少年時代』は、漫画家・藤子不二雄Ⓐ氏の同名コミックを原作とした映画『少年時代』の主題歌として制作されました。作曲は井上陽水氏と、名プロデューサーとして知られる平井夏美(川原伸司)氏の共作です。
制作当時、締め切りが迫るスタジオの過密スケジュールのなか、陽水氏はメロディに乗せる言葉の響きを徹底的に吟味していました。後年の回想録や取材で本人が明かしたところによると、「意味よりも、言葉が持つリズムや音の響き、風情を最優先して紡いだ」と証言しています。
冒頭の歌詞を構成する「風あざみ」「夏もよい(宵)」「宵かがり」といった言葉群は、いずれも陽水氏の卓越した言語感覚が生み出した独自のレトリックです。「風あざみ」に続く「宵かがり」もまた、篝火(かがりび)や夜の気配を想起させる造語であり、七五調を基調とした美しい韻を踏むために配置されました。