そのデニム、宝物かも?リーバイスのタグで暴く製造年と真贋術
そのデニム、宝物かも?リーバイスのタグで暴く製造年と真贋術の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
デニムの顔とも言えるヒップポケットの右側に配置された赤タブ。ここには年代判別の最大の分岐点が存在する。ブランド名「LEVI'S」の「E」が大文字で表記された通称「ビッグE」は、概ね1973年頃までの製造であることを示す不動のアイコンだ。それ以降は小文字の「e」を用いた「スモールe」へと切り替わる。しかし、これだけで早合点してはならない。巧妙なリメイク品や偽物は、この赤タブを古いオリジナルから移植して騙そうとする。
真贋鑑定の核心は、デニムの内側に縫い付けられた内タグと、トップボタン裏の刻印との「照合」にある。タグに記載された3桁または4桁の工場番号(たとえば名門バレンシア工場を示す「555」など)が、フロント最上段のボタン裏に刻まれた数字と完璧に一致しているか。さらに、内タグ下部に小さく印字された「068」や「1192」といった数字配列の読み解きだ。これらは月と年を表すコードであり、たとえば「084」なら1984年8月製造と解読できる。タブの仕様、ボタン裏の打刻、内タグの印刷形式。この3点がパズルのように噛み合って初めて、その個体の真の製造年が確定する。