マフラーにステンレスタワシで消音?効果と車検・パワー低下の真相
マフラーにステンレスタワシで消音?効果と車検・パワー低下の真相について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。
タワシを排気管に充填することで引き起こされる力学的弊害のうち、最も走行フィーリングを損なうのが抜けの悪化と燃費影響です。
エンジンは吸気・圧縮・燃焼・排気のサイクルで動いており、排気管内を流れるガスの流速と脈動は出力特性を左右します。タワシを過密に詰めると過剰な排圧が生じ、燃焼室内に既燃ガスが残留して新気の充填効率が極端に低下します。その結果生じるのが以下のようなトラブルです。
- 中高回転域のフケ詰まり:アクセルを開けても回転数がスムーズに上がらず、最高速が大幅に低下する。
- 排気効率トルク低下:極低速域では一時的にトルクが増したように感じる場合があるものの、中速域以降で明らかなトルクの谷が発生する。
- 燃費の悪化:抜けが悪化したエンジンで同じ速度を維持しようと無意識にスロットルを開け続けるため、燃料消費量が悪化する。
- 異常過熱(ヒートスポット):排気ガスがスムーズに排出されないため、エキゾーストマニホールドやエキパイが異常過熱し、マフラーの変色や断熱材の焼損を引き起こす。
さらに恐ろしいのはステンレスタワシ飛び出し防止を怠ったことによる二次災害です。高回転時の排気圧力は想像以上に強大です。後続のバイクやオープンカー、歩行者に向けて金属の塊が高温の状態で射出されれば、人身事故や対物損害事故に発展し、過失責任を問われることになります。