岸本斉史の画力はなぜ神と称されるのか?構図とデッサン力の凄みを徹底解剖

岸本斉史の画力はなぜ神と称されるのか?構図とデッサン力の凄みを徹底解剖の真相について、最新情報を詳しくお届けします。

岸本氏の並外れた描画センスは、青年期に強い衝撃を受けた2人の巨匠からの影響を公言しています。一人は『AKIRA』で世界を震撼させた大友克洋氏、もう一人は『ドラゴンボール』で世界を魅了した鳥山明氏です。

大友克洋氏からは、建造物のリアルなディテール、崩壊する瓦礫の陰影、そして徹底した空気遠近法と正確無比なパース技法を吸収しました。木ノ葉の隠れ里の入り組んだ路地裏や、巨大な口寄せ動物が暴れる際の建造物の破壊描写には、大友作品直系のリアリズムが色濃く反映されています。

一方で、アクションシーンにおける視線誘導の巧みさや、デフォルメされたキャラクターの愛らしさ、シルエットだけで誰か分かる記号性の高さは鳥山明氏の影響が顕著です。「大友氏の緻密な空間構築」と「鳥山氏の軽妙な躍動感・キャラクター性」という、相反しかねない二大要素を高次元で融合させたことこそが、岸本斉史という作家の唯一無二の強みとなっています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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