大阪の過去最大地震はどれ?震度6弱の爪痕と震度7被害想定の全貌

大阪の過去最大地震はどれ?震度6弱の爪痕と震度7被害想定の全貌について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。

大阪における「過去最大地震」を検証する際、気象庁の近代観測データ(1923年以降の本格運用)と、古文書に残る歴史地震の2つの軸で捉える必要があります。

近代観測史上、大阪府内で初めて震度6弱という観測史上最大の揺れを記録したのが、2018年(平成30年)6月18日午前7時58分に発生した大阪府北部地震です。震源の深さは13km、マグニチュードは6.1を記録し、大阪市北区、高槻市、枚方市、茨木市、箕面市の5市区で震度6弱を観測しました。大阪府内で震度6以上の揺れが観測されたのは、1923年の観測開始以来、この地震が初めての出来事でした。

一方で、歴史記録まで遡ると、さらに強烈な揺れが大阪の地を揺るがしています。代表的なものが1596年に発生した慶長伏見地震(有馬高槻断層帯などが震源と推定、M7.5前後)です。この地震では現在の大阪府北部から京都にかけて壊滅的な被害が発生し、伏見城の天守が大破したほか、現在の大阪平野一帯でも家屋の倒壊が相次ぎました。

地震名(発生年)規模・大阪での最大震度震源タイプ・主要震源断層主な被害特徴・教訓慶長伏見地震(1596年)M7.5前後(推定震度6強〜7)内陸直下型(有馬高槻断層帯・六甲断層帯周辺)伏見城倒壊、寺社・町屋の壊滅、多数の圧死者安政南海地震(1854年)M8.4(大阪市内で震度5強〜6弱相当)海溝型(南海トラフ沿い)大坂の河口から津波が遡上し道頓堀等で船が橋を破壊、甚大な溺死被害阪神・淡路大震災(1995年)M7.3(大阪府内最大震度5※現行階級で5強〜6弱相当地域あり)内陸直下型(野島断層〜六甲・淡路島断層帯)大阪府内でも死者31名、負傷者2,600名以上、阪神高速一部被災大阪府北部地震(2018年)M6.1(最大震度6弱・観測史上最大)内陸直下型(有馬高槻断層帯東端部付近の深部)ブロック塀倒壊、交通麻痺、帰宅困難者、水道・ガスインフラ寸断

歴史的な年表を振り返ると、大阪は内陸の活断層による直下型地震と、100〜150年周期で繰り返す南海トラフ沿いの海溝型地震の双方から周期的な打撃を受け続けてきた地域であることが浮き彫りになります。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest