二階級特進の条件と真相|遺族年金格差や殉職理由・死亡フラグまで解剖

二階級特進の条件と真相|遺族年金格差や殉職理由・死亡フラグまで解剖にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

「生きている間に二階級特進することはあるのか?」という疑問を抱く人は少なくありません。現代の法制度下における結論から言えば、平時の生前における二階級特進は原則として存在しません。卓越した功績を挙げた現役隊員に対しては「特別昇任(1階級昇任)」や「特別昇給」の制度は用意されていますが、2つの階級を一気に飛び越える運用は、指揮命令系統の混乱や昇任試験制度の公平性を損なうため厳格に排除されています。

しかし、日本の近現代史を紐解くと、戦時体制下ではまったく異なる運用がなされていました。

旧日本陸海軍においては、日露戦争や第一次世界大戦、そして太平洋戦争において、戦死者を対象とした「特別進級」が制度化されていました。とりわけ太平洋戦争末期の特攻作戦に従事したパイロットや特殊潜航艇の搭乗員などは、出撃・戦死をもって一挙に二階級上の階級が追贈され、軍神として顕彰された歴史があります。

さらに歴史上極めて稀なケースとして、「三階級特進」の実例も記録されています。下士官兵が超人的な武勲を立てて戦死した際、下士官枠から一気に将校(士官)枠へと3階級引き上げられた事例(例:曹長から少尉を飛び越えて中尉・大尉へ進級)などが存在しました。これらは戦意高揚と遺族扶助を兼ねた戦時特例であり、現行の自衛隊や警察組織においては二階級特進が上限となっています。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest