チェルノブイリ象の足の正体と致死線量|撮影者の真相と2026年現在
チェルノブイリ象の足の正体と致死線量|撮影者の真相と2026年現在を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。
1986年の爆発事故直後、チェルノブイリ4号機の炉心温度は2,000度以上という超高温に達しました。この猛烈な熱によって、二酸化ウランを含む核燃料棒だけでなく、ジルコニウム製の被覆管、制御棒のホウ素や黒鉛、炉心下部に敷き詰められていた砂、そして原子炉建屋を支えるコンクリートスラブや金属構造物がすべて融解しました。
これらすべてがドロドロのマグマ状に混ざり合った溶融物を、原子力工学では「コリウム(Corium)」と呼びます。溶岩と化した数百トンのコリウムは原子炉の底を溶かし破り、蒸気配管や通気ダクトを伝って階下の部屋へと流出。地下2階の蒸気配管サービス回廊に流れ着いた塊が、冷えて固まる過程で幾重もの皺(しわ)を形成し、その外観が巨大な象の足に酷似していたことから「象の足」と名付けられました。
1986年12月、調査チーム(通称「遠征隊」)が暗闇の地下で遠隔カメラを用いて発見した当時、この塊の幅は約2メートル、重量は推計約2トンに及んでいました。黒光りする表面は極めて硬質で、当初はサンプル採取のためにドリルを使っても刃が立たず、最終的には遠くから小銃(AK-47)の徹甲弾を撃ち込んで破片を回収したという逸話が残されています。