金属の塗り方決定版!プロが明かす下地処理の極意と失敗ゼロの手順
金属の塗り方決定版!プロが明かす下地処理の極意と失敗ゼロの手順を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。
塗料コーナーには無数の缶が並んでいますが、耐候性、作業性、臭気、耐久年数のバランスを見極めて適正な塗料を選択しなければ、数年でチョーキング(白亜化)やひび割れに見舞われます。金属用塗料の種類と選び方を理解することは、DIYの費用対効果を最大化するための基盤です。
まず押さえるべきは、希釈剤の違いによる「油性(溶剤系)」と「水性」の特性差です。かつては「金属には油性一択」とされていましたが、塗料技術が進化した現在では、水性塗料でも優れた防錆力と密着力を持つシリコンアクリル系製品が多数登場しています。屋内のインテリア家具や換気が難しいガレージでは、非危険物で低臭気、水で道具を洗える水性塗料が第一候補となります。しかし、過酷な紫外線や雨水に年中さらされる屋外の門扉や屋根、車の足回りなどには、依然として強靭な塗膜架橋を形成する弱溶剤系(油性)シリコン塗料やウレタン塗料が耐久面で一歩リードしています。
さらに高耐久を求める玄人DIYerには「2液型ウレタン塗料」が選択肢に入ります。主剤と硬化剤を使用直前に混合し、化学反応によって硬化する塗料です。1液型(乾燥によって固まる塗料)に比べて耐ガソリン性、耐薬品性、耐擦傷性が飛躍的に高く、自動車のホイールやバイクのタンク塗装など過酷な環境に晒される部位では圧倒的なパフォーマンスを発揮します。ただし、一度混ぜると数時間で缶内部が硬化して使えなくなる可使時間(ポットライフ)の制限があり、完全硬化後の手直しが困難なため、ある程度のスプレーワークに習熟した中上級者向けです。