室外機ルーバーで電気代悪化?逆効果の真相と失敗しない選び方

室外機ルーバーで電気代悪化?逆効果の真相と失敗しない選び方に関するポイントを詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

ネット上で囁かれる「室外機ルーバーを付けると電気代が高くなる」という噂には、空調工学の観点から明確な物理的根拠が存在します。結論から言えば、「設置環境と取り付け方を誤ると電気代は確実に上がり、正しく設置すればむしろ電気代は下がる」というのが現場の事実です。

エアコンの冷房運転は、室内の熱を冷媒に乗せて室外機から外へ捨てることで成り立っています。このとき、室外機の吹出口にルーバーを取り付けると、どうしても空気の流れに「通気抵抗(圧力損失)」が生じます。格子の角度が急すぎたり、プロペラファンとの距離が近すぎたりすると、ファンモーターに過剰な負荷がかかり、無駄な電力を消費してしまうのです。

しかし、ベランダの壁や柵が室外機の正面に迫っている環境では、吹き出した熱風が壁に跳ね返り、再び背面の熱交換器から吸い込まれる「ショートサーキット現象」が発生します。この状態に陥ると室外機周辺の温度が50℃以上に達し、コンプレッサーが過熱して消費電力が通常時の15〜20%以上跳ね上がる事態を招きます。

こうした悪条件下において、室外機ルーバーで風向を「上向き」や「斜め横」へ逃がしてやると、ショートサーキットが完全に解消されます。通気抵抗によるわずかなロスを、熱交換効率の劇的な改善が大きく上回るため、結果として月々の電気代が10%以上削減されたという実測データも数多く報告されています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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