フジテレビ日枝久の現在と役職退任の深層|88歳「ドン」の影響力
フジテレビ日枝久の現在と役職退任の深層|88歳「ドン」の影響力を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
ネット上や週刊誌の報道では、退任後も「依然として日枝氏が裏で人事権を握っているのではないか」「院政が続いている」という見方が根強く存在します。この疑問について、社内関係者の証言や現場の力学を検証すると、意外な現実が浮き彫りになります。
現場の中堅プロデューサーや制作スタッフからは、「日枝氏の名前を現場で耳にすることは完全に消えた」という声が支配的です。かつては企画会議で「この番組は会長(当時)のお気に召すか」という自主規制が働いていたものの、現在は配信再生数やコア視聴率(13〜49歳の個人視聴率)といったデジタル指標が評価基準の主軸になっています。
一方で、経営幹部クラスの人事や、グループ再編といったマクロな方針決定においては、長年の側近たちが依然として幹部ポストを占めているため、「日枝イズム」の残滓が完全に払拭されたとは言い切れません。しかし、これは日枝氏本人が直接指示を出しているというより、長年にわたり刷り込まれた組織の企業風土(官僚主義的忖度)が原因とみるのが実態に近いといえます。2024年の取締役相談役退任を契機に、法的な抑止力が働いた結果、物理的な院政はほぼ終焉を迎えたと評価できます。