プリングルスは小さくなった?内容量減少とサイレント値上げの真相
プリングルスは小さくなった?内容量減少とサイレント値上げの真相とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
なぜ世界的なブランドがこれほどまでにサイズ変更を繰り返さざるを得なかったのか。その引き金となったのが、世界規模で猛威を振るう原材料価格高騰だ。ポテトフレークの調達コストはもちろんのこと、揚げ油に使用する植物油、さらには輸送に必要な燃料費や包装資材の紙・アルミニウムに至るまで、あらゆるコストが跳ね上がった。
日本国内における販売・マーケティングを担う日本ケロッグ合同会社や、グローバル展開を推進する親会社のケロノバ(Kellanova)にとっても、このコスト増分をすべて企業努力だけで吸収するのは限界を超えていた。筒の直径をわずかに絞り、高さを短くすることは、一度に輸送できるトラック1台あたりの積載効率を大幅に向上させる。パッケージの小回りを利かせることが、グローバルサプライチェーン全体を維持するための切実な生存戦略でもあった。