安野モヨコと庵野秀明の現在|馴れ初めや子供、絆の深層を徹底解剖
安野モヨコと庵野秀明の現在|馴れ初めや子供、絆の深層を徹底解剖の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
二人の出会いの端緒は、1990年代後半にまで遡ります。もともと安野モヨコ氏は、漫画家・岡崎京子氏のアシスタントを務めていた経歴があり、その界隈を通じてサブカルチャーやアニメ関係者との接点が存在していました。しかし、直接の運命を手繰り寄せた決定打は、『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクターデザインを手掛けた貞本義行氏夫妻によるセッティングでした。
生粋のアニメーション作家として多忙を極め、偏食や不規則な生活の極致にいた庵野秀明氏は、当時すでに安野モヨコ氏の代表作『ハッピー・マニア』を愛読。「人間の業をここまでポップかつ残酷に描ける表現者がいるのか」と、その才能に強い敬意を抱いていました。共通の知人であった貞本夫妻が設けた食事会で対面を果たすと、庵野氏側から強く惹かれ、猛アタックを開始したと伝えられています。
当時、庵野氏に対して「気難しい偏屈な巨匠」という先入観を抱いていた安野モヨコ氏でしたが、実際に相対した庵野氏は、純粋で少年のような一面と、過剰なまでの不器用さを抱えた人物でした。その落差と嘘のない人柄に触れる中で心の距離が急速に縮まり、2002年3月26日、安野モヨコ氏の誕生日に合わせて電撃入籍が発表されたのです。
同年4月28日に東京・青山の会場で執り行われた結婚披露宴は、岡田斗司夫氏をはじめとするガイナックス創設期のメンバーや角界の著名人が集結し、今なお語り草となっています。特撮ヒーローを模した演出が飛び交う熱気の中、主賓として登壇したスタジオジブリの宮崎駿監督は、マイクを握り次のように言い放ちました。
「モヨコさんを嫁にもらったんじゃない。庵野をモヨコさんにもらってもらったんだ。どうか庵野をよろしくお願いします」
師弟関係にあり、庵野氏の危うさと破滅的なクリエイティビティを誰よりも知る宮崎監督ならではの切実なスピーチは、会場にいた関係者の胸を強く打ちました。この言葉は後に、現実のものとして二人の人生を大きく支える予言となっていくのです。