主格の関係代名詞は省略できない?ネイティブが使う例外の真相を徹底解説

主格の関係代名詞は省略できない?ネイティブが使う例外の真相を徹底解説の重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。

原則は強固であるものの、実際の英語圏では特定の構文環境において主格関係代名詞の脱落が日常的に発生します。代表的な5つの例外パターンを紐解きます。

① There構文に続く関係代名詞の省略

口語表現で圧倒的な出現頻度を誇るのが、There構文における主格の関係代名詞の省略です。

例:There’s a man (who / that) wants to see you.(あなたに会いたがっている男性がいます)

There is / There are の直後に先行詞が来る場合、聞き手は文頭の There is を単なる「話の導入(存在の提示)」として処理し、後続する名詞と動詞を実質的な主語・述語として結びつけるため、主格を省いても誤読が起きません。

② 強調構文(It is ... that)における that の省略

分裂文(cleft sentence)と呼ばれる強調構文の that の省略も、カジュアルな会話では頻出します。

例:It was John (that / who) broke the window.(窓を割ったのはジョンだった)

先行詞が明確であり、話し言葉のイントネーションで文節の切れ目が明瞭に伝わる場合、that が脱落して直接動詞へと繋がるケースが珍しくありません。

③ 「関係代名詞 + be動詞」のセット省略

これは例外というよりも、文法的に正式に認められている書き換えです。関係代名詞とbe動詞の同時省略を行うことで、後続の現在分詞(-ing)や過去分詞(-ed)、形容詞句が先行詞を直接修飾する構造に変化します。

例:The girl (who is) playing tennis is my sister. → The girl playing tennis is my sister.

この現象は分詞の形容詞的用法そのものであり、主格単独ではなく be動詞ごと削ぎ落とすことで、構文破綻を起こさずにスマートな情報伝達を可能にしています。

④ Here is / Where is など提示・疑問の慣用構文

There構文と同様に、状況を指し示す Here is... や 所在を尋ねる Where is... の後でも、関係代名詞 that の主格省略が頻繁に発生します。

例:Here’s the money (that) came in today.(これが今日入ってきたお金です)

⑤ I think などの挿入節が挟まれるケース

関係代名詞の直後に「S + think / believe / know」などの思考動詞が挿入される場合、主格の脱落が起きやすくなります。

例:He is a writer (who) I think is very talented.

直後に "I think" という主語+動詞が挟まることで、心理的に接触節(目的格の省略)と同じリズムが生まれ、話し手が無意識に関係代名詞を落としてしまう言語心理が働きます。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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