昭和アイドル親衛隊の真実!過激な掟と暴走族の影・消滅の裏側

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昭和アイドル親衛隊を語る上で避けて通れないのが、暴走族カルチャーとの人的・文化的な重複と、芸能事務所との共生関係です。

1980年代初頭のツッパリ・ヤンキーブームの煽りを受け、親衛隊の現場には多くの暴走族予備軍や元メンバーが流入しました。会場周辺での他派閥との「看板争い(縄張り争い)」やステッカーの貼り替え合戦は日常茶飯事で、時に流血を伴う乱闘騒ぎに発展することもありました。一般の観客にとっては、特攻服を着て怒号を飛ばす親衛隊は恐怖の対象そのものであった側面は否定できません。

しかし一方で、芸能事務所やテレビ局の制作サイドにとって、親衛隊は「最も頼りになるボランティア警備員」という別の顔を持っていました。

当時はプロの警備会社によるイベント管理体制が未成熟であり、過激なファンや不審者の乱入を防ぐ防波堤として親衛隊の統率力が利用されていました。事務所幹部やマネージャーは、親衛隊のトップ(総長・隊長)と連絡を取り合い、「入り待ち・出待ちの一般ファンを抑えろ」「テレビの生放送で最前列を盛り上げろ」といった要請を出していたのです。その見返りとして、親衛隊には公開番組の優先入場や良席の確保が暗黙の了解として与えられていました。

この「ファンによる自治と暴力性の内包」という危ういバランスの上に、昭和の親衛隊カルチャーは成り立っていました。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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