米津玄師の読み方は?本名や珍しい名前の由来・最新経歴を徹底解剖
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米津玄師の足跡を辿る上で、黎明期の別名義である「ハチ」の存在を避けて通ることはできません。ネット発のカルチャーから現代J-POPの頂座へ駆け上がる過程で、名義の切り替えは極めて重大なターニングポイントでした。
2009年、初音ミクやGUMIなどの音声合成ソフトを駆使し、「ハチ」として中毒性の高い独自の世界観を提示した彼は、瞬く間にネットシーンのカリスマとなりました。その名義の由来について本人は、矢沢あい氏の漫画『NANA』の主人公のひとり・小松奈々の愛称である「ハチ」から取った旨を明かしています。短く、ポップで、どこか無機質な響きを持つ記号としての「ハチ」。
しかし2012年、1stアルバム『diorama』のリリースとともに、彼は自らの本名である「米津玄師」を掲げて表舞台に立ちました。「ボーカロイドの隠れ蓑を外し、自分の肉体と言葉で責任を引き受けたい」という決断は、当時のネットカルチャー界隈に激震を与えました。本名を名乗ることは、ネットの匿名性に守られた心地よさを自ら捨て去り、逃げ場のない現実社会へ飛び出す宣戦布告でもあったのです。