おしるしとは?陣痛までの時間・破水との違いと危険な出血の見分け方

おしるしとは?陣痛までの時間・破水との違いと危険な出血の見分け方について知っておくべき 事実を分かりやすい構成で解説いたします。

出産予定日が近づくと、お腹の中の赤ちゃんは骨盤内へと下降し、子宮の出口である「子宮頸管(しきゅうけいかん)」を押し広げようとします。このとき、これまで固く閉じていた子宮頸部が柔らかくなり(子宮頸管の熟化)、少しずつ開き始めます。その過程で、子宮の内壁と赤ちゃんを包んでいる卵膜(らんまく)の間にずれが生じ、微小な毛細血管が破綻して起こる出血こそが、古くから「おしるし」と呼ばれてきた現象の正体です。

臨床現場で妊婦さんから頻繁に報告されるのが、「レバーのような、あるいはゼリー状のドロッとした塊が出た」という現象です。この粘液栓ゼリー状出血の正体は、妊娠中に細菌やウイルスの侵入を防ぐために子宮頸管を満たしていた濃厚な粘液(頚管粘液栓=mucus plug)が、毛細血管からの血液を巻き込みながら体外へ押し出されたものです。一見すると異様に見えるため驚く方も多いですが、子宮頸管が順調に開大へと向かっている物理的証拠であり、病的な異常ではありません。

また、臨月に入ると感じる不規則なお腹の張りや痛みを「前駆陣痛」と呼びます。前駆陣痛とおしるしの関係は密接であり、不規則な子宮収縮が子宮口を刺激することで卵膜の剥離を誘発し、結果的におしるしを引き起こします。前駆陣痛とおしるしが重なることで「いよいよ本格的な陣痛が始まる」と身体が出産体制へシフトしていることが確認できます。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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