日光で赤いブツブツ?多形日光疹の原因と治し方・日光蕁麻疹との違い解説
日光で赤いブツブツ?多形日光疹の原因と治し方・日光蕁麻疹との違い解説について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
皮膚が紫外線に曝露された際、健康な生体であれば免疫寛容が働き、過剰な炎症反応は抑えられます。しかし、多形日光疹の原因と理由を探ると、体内の免疫系が紫外線によって変性した皮膚内の特定抗原を「異物」と認識してしまう、抗原抗体反応のバグが生じていることが近年の研究で判明しています。
最も大きなトリガーとなるのが、波長が長く真皮深頭まで到達する紫外線UVAによる湿疹反応です。地上に降り注ぐ紫外線の約95%を占めるUVAは、雲や窓ガラスを容易に通過します。皮膚内の内因性光アレルゲン(光を受けることで生成される生体内物質)がUVAと反応し、T細胞を介した細胞性免疫が作動することで、遅延型の炎症性丘疹が形成されます。
この疾患には特徴的な発症時期があり、春夏における予防対策が鍵を握ります。年間で最も多形日光疹の相談が増加するのは、紫外線量が急増する3月から6月にかけてです。冬の間に厚着をして紫外線への耐性が落ちていた肌が、春先の外出や衣替えによって突然強い光に晒されることが直接の引き金となります。一方で、真夏を過ぎると「硬化現象(ハーデニング:皮膚が適応して反応しにくくなる現象)」が起こり、秋口には自然と症状が出にくくなるのも多形日光疹の生医学的な特徴です。