メリヤス刺繍の図案で失敗しない法則|比率の罠と綺麗な刺し方
メリヤス刺繍の図案で失敗しない法則|比率の罠と綺麗な刺し方を徹底追究! 読者が気になる 情報と解説を分かりやすく展開します。
メリヤス刺繍において最も多い失敗が「イラストが縦長に間延びしてしまう」という現象です。この原因は、刺繍の技術不足ではなく「図案の方眼比率の誤り」にあります。
ドット絵やクロスステッチの図案は、縦横の比率が「1:1」の完全な正方形で作られています。一方、棒針編みのメリヤス編み目は、1目が横に広い「V字型」をしており、縦横比はおよそ「横4:縦3」から「横5:縦4」の扁平な長方形です。正方形マスで作られたクロスステッチ用図案をメリヤス編みにそのまま刺すと、目の横幅が足りず、結果として全体が縦方向に約20〜30%引き伸ばされたような楕円や縦長形状に変形してしまいます。
キャラクター図案や精緻な動物モチーフを再現したい場合、必ず「メリヤス編み専用の方眼紙」を用いるか、編み図作成ツールで目数と段数のゲージ比率を設定した図案を用意しなければなりません。この根本的な構造の違いを把握することが、失敗を避ける第一歩となります。