椎骨動脈解離の原因とは?後頭部の激痛と首の危険動作を徹底解明
椎骨動脈解離の原因とは?後頭部の激痛と首の危険動作を徹底解明とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を丁寧に紐解いて紹介します。
医療現場の症例報告において、事故のような強い外傷がないにもかかわらず解離を起こした患者への問診では、共通する「日常的な動作」が浮かび上がってきます。首を極端に反らせる、あるいは瞬間的にひねる動作が、血管の内膜を傷つける決定打となっているケースが少なくありません。
特に注意が喚起されているのが、椎骨動脈解離と整体・カイロプラクティックの関連です。頚椎に対して急激な回旋力を加える施術(いわゆるスラスト法・首の矯正)は、厚生労働省からも過去に危険性が通達されている手技ですが、無資格マッサージや民間施術で強い衝撃を受け、直後から後頭部の激痛を発症する事例が散見されます。
さらに見過ごせないのが、ストレス解消や眠気覚ましに自ら行う首をポキポキ鳴らすリスクです。勢いをつけて首を限界までひねり関節を鳴らす行為は、椎骨動脈に瞬間的な剪断応力(引き裂く力)を加え、自ら血管の内膜を裂いてしまう重大な危険を孕んでいます。
スポーツや生活習慣における誘因も多岐にわたります。代表的なものがゴルフスイングでの首の痛みを契機とする発症です。フォロースルー時に頭部を残したまま体幹を強く捻転させる動きは、首の付け根に強い回旋トルクを生じさせます。また、スマートフォンを不自然な姿勢で見続ける「スマホ首(ストレートネック)」による慢性的な局所筋緊張や、美容院でのバックシャンプー台で長時間首を過伸展させた際に発症する「美容院脳卒中症候群」も、血管解離を誘発するトリガーとして脳神経外科医から警戒されています。