しんにょうの漢字一覧|一点と二点の違いは?改定理由と歴史の真相を解明

しんにょうの漢字一覧|一点と二点の違いは?改定理由と歴史の真相を解明についての真相をご紹介します。

しんにょうの漢字を正しく整理する上で、まず部首としての基礎構造を押さえておく必要があります。しんにょうは漢字の部首分類では「辵部(ちゃくぶ)」に属します。「辵」という文字は、十字路の半分を表す「彳(ぎょうにんべん=行くこと)」と、足の形をかたどった「止(足が前へ進むこと)」を組み合わせた会意文字です。すなわち、辵部の部首成り立ちと意味は「道を進むこと」や「移動、動作、時間の経過」に深く根ざしています。

辞書における部首の標準画数は、原形である「辵」の筆画を基準とするため原則7画(部首内での画数引きでは7画として扱われることが多い)とカウントされますが、現代の手書き(一点しんにょう)では3画、活字の二点しんにょうでは4画として書かれます。以下に、現代日本語で用いられる代表的なしんにょうの漢字を画数別(総画数別)に整理しました。

総画数別・代表的なしんにょうの漢字一覧

日常業務や学習で頻出する主要な漢字を、総画数ごとに分類したまとめです(※一般的な一点しんにょうの筆画数に基づく総画数)。

  • 5画〜6画:込(5画)、辺(5画)、辻(6画)、迅(6画)、迂(6画)
  • 7画〜8画:近(7画)、返(7画)、迎(7画)、迫(7画)、述(8画)、追(8画)、送(8画)、逆(8画)、退(8画)、迷(8画)
  • 9画〜10画:逃(9画)、通(10画)、連(10画)、進(10画)、遊(12画※旧字換算等あり)、造(10画)、速(10画)、途(10画)、透(10画)
  • 11画〜12画:達(12画)、過(12画)、運(12画)、道(12画)、遍(12画)、遥(12画※二点時は13画)、遭(14画)
  • 13画以上:適(14画)、遮(14画)、遺(15画)、遷(15画)、選(15画)、避(16画)、還(16画)、邈(17画)

小学校で習うしんにょう漢字(教育漢字・学年別配当)

義務教育の現場で児童が学ぶ教育漢字(常用漢字配当表)の中には、極めて多くのしんにょう漢字が含まれています。これらは小学校の指導要領に基づき、すべて「一点しんにょう」の字形として教科書に掲載され、筆順やトメ・ハネが指導されます。

  • 小学校2年生(7字):近、遠、週、通、道、通、道(※「近」「遠」「週」「道」など生活基本語)
  • 小学校3年生(7字):運、返、追、送、進、速、部首「辵」の認識導入
  • 小学校4年生(5字):達、連、建(※えんにょうとの識別)、選、辺
  • 小学校5年生(3字):造、過、適
  • 小学校6年生(3字):遺、避、遷

日本漢字能力検定(漢検)の基準を見ても、10級から5級までの小学校修了レベルでは一点しんにょうの字形が一貫して学習基準となっており、受検者が迷う余地はほとんどありません。問題が生じ始めるのは、漢検準2級から1級、すなわち常用漢字の外側にある表外漢字や固有名詞の世界へ踏み込んだ瞬間です。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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