埼玉県のはしか感染と行動歴|症状と潜伏期間・ワクチン対策
今注目を集めている 埼玉県のはしか感染と行動歴|症状と潜伏期間・ワクチン対策について、多角的な視点をご紹介しています。
感染症対策として広く定着した手指のアルコール消毒や不織布マスクの着用ですが、麻疹に対しては「それだけでは不十分」という厳しい現実が存在します。
麻疹ウイルスは飛沫核となって空気中を長時間漂うため、麻疹空気感染対策としては、一般的な不織布マスクの隙間をすり抜けて吸入されてしまいます。医療用N95マスクの密着着用や、陰圧室での隔離管理が必要とされるほど微小な粒子です。また、アルコール消毒液自体はウイルスの外膜(エンベロープ)を破壊するため有効ですが、空気中に浮遊しているウイルスを吸い込んでしまえば手指消毒の意味を成しません。
さらにネット上で散見される「1回接種しているから一生安心」「大人になってからかかることはない」という言説も明らかな誤認です。1972年から1990年生まれ前後の世代は制度上ワクチンを1回しか接種していない可能性が高く、年月の経過とともに抗体価が低下する「二次性ワクチン不全」により、大人でも重症化を伴って発症する事例が後を絶ちません。