お清めの塩の正しい使い方完全ガイド|かける順番・場所と宗教マナー

お清めの塩の正しい使い方完全ガイド|かける順番・場所と宗教マナーを徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。

清め塩をめぐるトラブルで最も頻発するのが、宗派や宗教による教義の違いです。そもそも「塩で清める」という行為は神道の概念に根ざしています。

神道では、死を「ケガレ(気枯れ=生命力が減退した状態、忌むべき不浄)」と捉え、海水や塩によって生命力を再生・清算する「禊(みそぎ)」の儀式を行います。これに対し、仏教の多くの宗派では神仏習合の歴史的経緯から清め塩の習慣が容認されてきましたが、浄土真宗清め塩不要の理由は教義上極めて明確です。

浄土真宗開祖の親鸞は、亡くなった人は阿弥陀如来の導きによって即座に極楽浄土へ往生し仏になる(往生即成仏)と説きました。したがって、故人の死は不浄な「穢れ」ではなく、尊い仏仏の誕生を意味します。ここで塩を撒く行為は、「故人を不浄な悪霊・ケガレ扱いして追い払う」という重大な侮辱にあたると解釈されるのです。

このため、浄土真宗の寺院で行われる葬儀では返礼品に塩が同封されないのが通例です。神道と仏教の清め塩マナーを正しく理解し、浄土真宗の葬儀に参列した際は、無理に自前の塩を用意して清める必要がないことを覚えておきましょう。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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