足裏のしこりはどっち?タコと魚の目の違いと芯の見分け方・治し方
足裏のしこりはどっち?タコと魚の目の違いと芯の見分け方・治し方の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
足裏の病変において、皮膚科専門医が最も注意を促しているのがウイルス性イボ(尋常性疣贅:じんじょうせいゆうぜい)との誤認です。ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって生じるイボは、初期段階ではタコや魚の目と酷似した角質肥厚を示します。
これらを見分ける決定的なポイントは以下の3点です。
- 血管の有無:イボはウイルスが増殖のために毛細血管を引き込むため、表面を削ると黒い点状の出血斑(黒ゴマのような点)が見える。魚の目には血管が存在しない。
- 痛みの生じ方:魚の目は「垂直に押すと痛む」のに対し、イボは「横からつまむように圧迫すると痛む」傾向が強い。
- 発生部位と増殖性:イボは圧力がかからない土踏まずや足の甲、指の側面にもでき、徐々に数が増えたり周囲へ広がったりする。
もしイボを魚の目だと勘違いし、市販のやすりやカッターで削ってしまうと、ウイルスを周囲の健康な皮膚へ撒き散らし、爆発的に病変を拡大させるという最悪の結果を招きます。また、角質を軟化させるサリチル酸製剤(スピール膏など)を使用する際も、患部のサイズに合わせて正確に貼付しないと、周囲の正常な皮膚まで白くふやけてただれ、重い接触皮膚炎や二次感染を引き起こす危険性があります。