京都の因幡堂平等寺がん封じの真相|六猫御守と祈りの歴史を追う
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因幡堂平等寺の名が若い世代や愛犬・愛猫家にまで広く認知された契機の一つが、細やかな意匠が施された授与品です。なかでもSNSを通じて爆発的な反響を呼んだのが「六猫(むびょう)御守」です。6匹の異なる毛色の猫が刺繍されたこのお守りは、「六猫=無病(むびょう)」という吉祥の語呂合わせから生まれました。
単なる視覚的な可愛らしさにとどまらず、裏面には薬師如来の梵字がしっかりと配されており、仏教的な祈願が込められた正統な授与品として仕立てられています。加えて、文鳥やセキセイインコ、オカメインコなどをかたどった「鳥のお守り」も際立った存在感を放っています。これには「病気が遠くへ飛んでいく(飛び去る)」という祈念が込められており、小鳥を家族として迎えている愛鳥家からも熱烈な支持を集めています。
境内では、愛犬・愛猫をはじめとする動物たちの平癒を祈願する参拝者の姿が日常的に見られます。家族同然の存在であるペットが病に侵されたとき、獣医療の限界に直面した飼い主が最後にすがる祈りの対象として、因幡堂は独自の温かみをもって受け止めています。