手取りとは?額面との違いや給料天引きの真相・早見表を徹底解剖

手取りとは?額面との違いや給料天引きの真相・早見表を徹底解剖についての真相を徹底解説します。

新社会人や20代・30代のビジネスパーソンにとって最も切実な比較軸となるのが、月給換算における額面20万円と30万円の壁です。ネット上の掲示板やSNSでは、毎月の給料日になると悲痛な叫びにも似た投稿が後を絶ちません。

「額面20万円と聞いて初任給を楽しみにしていたのに、実際に振り込まれたのは16万円ちょっと。家賃7万円と光熱費を払ったら、手元に残るのは外食もままならない小遣い程度だった」(20代前半・IT関連勤務)

「転職してようやく月給30万円の大台に乗った。しかし手取りは24万円弱。残業を減らした月は23万円台に落ち込み、配偶者や子どもの将来を考えると贅沢など全くできない」(30代前半・メーカー営業)

では、現場の数字を厳密に解体してみましょう。まず額面20万の手取りですが、控除の内訳は概ね以下のようになります。

  • 健康保険料:約10,000円
  • 厚生年金保険料:約18,300円
  • 雇用保険料:約1,200円
  • 所得税:約3,500円〜4,000円
  • 住民税:約6,000円〜7,500円(社会人2年目以降)

控除合計額は約3万9,000円〜4万1,000円に達し、最終的な額面20万の手取りは約16万円前後となります。新卒1年目の春は前年の所得がないため住民税が引かれませんが、2年目の6月を迎えた瞬間に住民税が上乗せされ、「昇給したはずなのに手取りが減った」という激しい衝撃を受けることになります。

一方、キャリアアップの節目とされる額面30万の手取りはどうでしょうか。

  • 健康保険料:約15,000円
  • 厚生年金保険料:約27,450円
  • 雇用保険料:約1,800円
  • 所得税:約7,000円〜8,500円
  • 住民税:約12,000円〜14,000円

控除合計額は実に約6万3,000円〜6万7,000円に跳ね上がり、額面30万の手取りは約23.3万〜23.7万円程度に落ち着きます。額面は10万円増えているにもかかわらず、手取りベースでの純増幅は約7万5,000円程度に目減りします。この現実を事前に把握しておかなければ、賃貸マンションの契約やローンの返済計画で深刻な資金ショートを招くリスクが生じるのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest