東大後期日程はなぜ廃止?伝説の超難関試験の真相と推薦選抜のリアル
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では、後期日程に代わって導入された東大学校推薦型選抜の現状はどうなっているのでしょうか。導入初期(2016〜2018年度)は、定員約100名に対して合格者数が70名台前後に留まり、「東大の求めるレベルが高すぎて枠を埋め切れていない」と揶揄された時期もありました。しかし、制度の浸透とともに状況は大きく変貌しています。
近年の東大推薦入試における合格者数は80名〜90名前後で安定して推移しており、選抜の精度は劇的に向上しています。出願要件には、国際科学オリンピック(数学、物理、化学、生物、情報等)での日本代表・メダル獲得や、学術論文の執筆、模擬国連での顕著な実績、あるいは卓越した語学力(TOEFL iBT等の極めて高いスコア)など、高校生の枠を軽々と超えた実績が並びます。さらに大学入学共通テストにおいて、文系・理系ともに概ね8割前後の得点水準が最終関門として機能しています。
東京大学の教員や教育現場の取材データによると、推薦入試で入学した学生たちの評価は学内でも極めて高いものとなっています。「入学後の専門課程において、一般選抜組よりも主体的に研究室へ飛び込み、学会発表や国際連携で際立った成果を出す傾向が強い」という報告が各学部から上がっています。また、地方の公立高校からの合格者や女子学生の比率が一般選抜よりも明らかに高く、東大が長年渇望していた「知の多様性」の獲得という点において、この制度改革は大成功を収めていると言えます。