Nhk伝説の『タイム・トラベラー』映像消失の真相と最終回が残る奇跡
Nhk伝説の『タイム・トラベラー』映像消失の真相と最終回が残る奇跡の概要と注目ポイントをわかりやすく整理しました。
1972年1月から4月にかけてNHK総合テレビで放送された『タイム・トラベラー』は、後に数々の名作を世に送り出すことになるNHK『少年ドラマシリーズ』の記念すべき第1作です。脚本を手掛けたのは、人形劇『新八犬伝』などでも知られる名手・石山透でした。
物語は、放課後の理科実験室でラベンダーに似た甘い香りを嗅いだ中学3年生の少女・芳山和子が、時間を飛び越える「タイムトラベル能力」を身につけてしまうところから幕を開けます。やがて彼女の前に現れたのは、西暦2660年の未来からタイムマシンでやってきた薬学博士ケン・ソゲル(現代での偽名は深町一夫)でした。
日常の学校生活が少しずつ非日常のSFサスペンスへと変貌していく緊迫感、そして未来へ帰らなければならない青年と現代の少女との切ない心の交流は、当時の青少年に強烈な衝撃を与えました。結末では、ケン・ソゲルが去ると同時に和子の記憶から彼にまつわる全ての出来事が消去されるというビターな別れが描かれ、多くの視聴者の胸に深い余韻を残しました。