トイプードル羊カットで後悔?人気の理由と失敗しないオーダー術

トイプードル羊カットで後悔?人気の理由と失敗しないオーダー術について見逃せない ポイントを分かりやすく解説いたします。

ネット上の相談掲示板やSNSを見ていると、「羊カットを頼んだら、ドッグショーに出てくるようなキリッとした姿になってしまった」という悲痛な声が散見されます。このトラブルの根底にあるのが、トイプードルラムカット違いに対する知識の混同です。

「ラム(Lamb)」は英語で羊を意味するため、一般の飼い主からすれば「ラムカット=羊カット」と思いがちです。しかし、トリミングの専門用語における「ラムクリップ(ラム&ケネル・クリップ)」は、ジャパンケネルクラブ(JKC)のトリマー実技試験でも用いられる極めてクラシカルで幾何学的なショースタイルを指します。一方、現在街中で大流行している「羊カット(子羊カット)」は、ペット向けに可愛らしさを追求したデザインカットです。この二者の間には、耳の飾り毛の残し方や頭部・足元のシルエットにおいて明確な違いが存在します。

項目愛玩向け「羊カット(子羊カット)」伝統的「ラムカット(ラムクリップ)」編集部の見解・失敗回避の着眼点頭部・クラウンの形状頭頂部に丸みを残し、まるで羊の角や帽子のようにソフトにふんわり仕上げる頭頂部をスクエア(平ら)気味に美しく均一にカットし、首元へ直線的につなげる「丸いお椀のような頭」と伝えないと角ばったクラシカルスタイルになりやすい耳の処理(最大の違い)耳のフチに沿って短く丸く刈り、本物の小羊のような「ちまっとした耳」を表現耳の毛を適度に残し、優雅に垂れ下がるシルエットを保つことが多い耳を短く刈りすぎると元に戻るまで半年以上を要するため最も慎重な判断が必要顔周りのバリカン処理マズルを刈りつつも、境目をふんわりぼかすソフトな顔バリカンが主流目の下から喉元、頬までを1mmミリ単位で鋭利に剃り上げる肌の露出度に抵抗がある場合、「ソフト顔バリ(長めのミリ数)」の指定が必須ボディ・四肢のライン胴回りを樽型にもこもこ残し、足先だけプードル足(または裾すぼまり)にする体の筋肉美を強調するように全身をなだらかなラインで整える胴体を短く刈りすぎると「ただの痩せたプードル」に見えてしまうリスクあり

トリマーに口頭だけで「ラムカットでお願いします」と告げてしまうと、歴の長いベテラン技術者ほどJKC規格のショースタイルとして受け取ってしまい、鋭利で品格漂う競技用クリップに仕上がるという食い違いが起こります。愛玩用の羊のような愛嬌を求めるのであれば、「デザインカットとしての小羊スタイル」であることを明確に提示しなければなりません。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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