ルイボスティーは腎臓に悪い?噂の真相とカリウム含有量の真実

ルイボスティーは腎臓に悪い?噂の真相とカリウム含有量の真実の背景について、専門知識を詳しくお届けします。

噂の真偽を検証するうえで最も重要なのは、客観的な数値データです。文部科学省が公表する「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」および各種分析機関のデータを照合すると、ルイボスティーのカリウム量は、私たちが日常的に口にする他のお茶類と比べても極めて控えめであることが分かります。

ルイボスティー浸出液100mlに含まれるカリウム量はわずか約7〜10mg程度です。これに対し、一般的な煎茶は約27mg、ほうじ茶は約13mg、コーヒーは約65mg、そして玉露に至っては340mgものカリウムを含有しています。つまり、カリウム含有量の観点だけで言えば、ルイボスティーは緑茶やコーヒーよりもはるかに腎臓への負荷が少ない飲料に分類されます。

また、腎臓結石や尿路結石の主因となる「シュウ酸」についても同様の誤解が見受けられます。緑茶や紅茶、ほうじ茶には比較的多くのシュウ酸が含まれており、結石体質の人は過剰摂取を避けるよう推奨されます。しかし、針葉樹様の低木から作られるルイボスティーはシュウ酸をほとんど含みません。この点からも、結石リスクを懸念して緑茶からルイボスティーへと切り替える指導がなされるケースすらあります。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価ルイボスティー(浸出液)カリウム:約7〜10mg
シュウ酸:極微量(ほぼゼロ)健康茶全般の平均値より低水準健常者にとっては腎臓負担が極めて小さく、安全性の高い水分補給源。煎茶(普通緑茶)カリウム:約27mg
シュウ酸:多め日常茶の基準値ルイボスの約3倍のカリウムを含む。結石体質の人は過剰摂取に注意。玉露カリウム:約340mg
シュウ酸:非常に多い高カリウム飲料の上限域腎機能制限がある場合は原則禁止対象。健常者でも飲み過ぎに配慮が必要。ドリップコーヒーカリウム:約65mg
カフェイン含有嗜好飲料として中程度カフェインによる利尿作用とカリウムの双方が腎血管に刺激を与えやすい。麦茶カリウム:約6〜8mg
シュウ酸:極めて微量最も低刺激な常用茶ルイボスと同等の低カリウム水準。腎臓病初期でも取り入れやすい。
高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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