ホイールのガリ傷修理は自分で直せる?プロ依頼の境界線と費用相場

ホイールのガリ傷修理は自分で直せる?プロ依頼の境界線と費用相場について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。

シルバー塗装の標準的なアルミホイールで、傷が浅く「多少のアラは気にせず費用を最優先で抑えたい」という方に向けて、失敗を防ぐ確実なDIY補修ステップを解説します。

  1. 洗浄と徹底的な脱脂:
    ホイールを中性洗剤で水洗いし、ブレーキダストや泥汚れを完全に除去します。乾燥後、シリコンオフ(脱脂剤)をスプレーして油分を拭き取ります。油分が残っているとパテが密着せず早期脱落の原因になります。
  2. マスキング処理:
    タイヤのゴム部分および傷口の周囲をマスキングテープとマスカーで広範囲に養生します。研磨中に誤ってタイヤ側壁を削らないよう、リムの隙間深くまでテープを押し込むのがポイントです。
  3. バリ取りと下地研磨(耐水サンドペーパー #320〜#400):
    ガリ傷のめくれた金属バリを、粗めの耐水サンドペーパー(#320番前後)に水をつけながら滑らかになるまで削り落とします。傷の段差を指先で触れて引っかかりがなくなる程度まで均します。
  4. アルミパテの充填と完全硬化:
    アルミ粉末入りの主剤・硬化剤2液混合タイプ(エポキシ系アルミパテ)を使用し、ヘラで傷の窪みへ気泡が入らないよう押し込みます。硬化後に肉痩せするため、傷の高さより1mm程度わずかに盛り上げて塗布するのが鉄則です。完全硬化まで季節に応じて3〜6時間以上しっかりと放置します。
  5. 成形研磨(耐水ペーパー #600 → #1000 → #2000):
    硬化したパテを、当て木(サンディングブロック)を巻いたサンドペーパーで周囲のリムラインと同一平面になるよう研磨します。#600番で大まかな形状を出し、#1000番、仕上げに#2000番で滑らかな肌を作ります。
  6. 塗装とぼかし仕上げ:
    再度シリコンオフで脱脂後、傷が極小ならタッチペンを塗料皿に出して極細筆で点付け塗布します。スプレー塗装を行う場合は、アルミ用プライマー(サフェーサー)を極薄く吹いた後、ホイール専用カラー塗料を数回に分けて重ね塗りし、最後にクリア塗料とぼかし剤で周囲となじませます。

DIYにおける最大の失敗原因は「下地の脱脂不足」と「硬化前の焦り研磨」です。手順を省略せず、各工程の乾燥時間を厳守することが成功への近道となります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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