ダイアライザーとは?人工透析の心臓部を仕組みから膜素材まで徹底解説
ダイアライザーとは?人工透析の心臓部を仕組みから膜素材まで徹底解説の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
Q1:ダイアライザーの寿命や使用期限はどのくらいですか?
A1:日本の透析医療現場では、衛生管理と感染防止、膜性能の担保のため「1回の透析(約4時間)ごとに新品へ交換・廃棄」されます。未開封の保管状態であれば製造から約3年の使用期限が設定されていますが、一度血液を通したものは再利用されません。
Q2:ポリスルホン膜(PS膜)でアレルギーが起きることはありますか?
A2:極めて稀ですが存在します。PS膜そのものというよりも、膜を親水化するために添加されているポリビニルピロリドン(PVP)や滅菌方法(ガンマ線、電子線、高圧蒸気)に対する過敏反応が原因となる場合があります。透析開始直後に呼吸困難やかゆみ、血圧低下が出現した場合は、直ちにEVAL膜やセルロース系膜など別素材への変更が検討されます。
Q3:ダイアライザーのサイズ(膜面積)はどうやって決めるのですか?
A3:患者の「体表面積(身長・体重)」「尿毒素の産生量」「心機能」「現在の栄養状態」を総合的に評価して決定されます。一般成人では1.5㎡〜2.1㎡前後の膜面積が多く採用されますが、体格の小さい方や高齢で低栄養リスクがある方の場合は、アルブミンの漏出を防ぐためあえて1.0㎡〜1.3㎡などの小さめなサイズが選定されます。
Q4:オンラインHDFで使われるフィルタと通常のダイアライザーは何が違うのですか?
A4:構造は類似していますが、膜の孔の大きさと耐圧性能が異なります。オンラインHDF用の「ヘモダイアフィルタ」は、大量の液体を強制注入・ろ過できるよう設計されており、通常のダイアライザーでは取り除きにくい大きめの老廃物(中分子〜大分子量物質)まで強力に除去できます。