心筋梗塞の肩の痛みはどんな痛み?肩こりと違う前兆サインと受診基準
心筋梗塞の肩の痛みはどんな痛み?肩こりと違う前兆サインと受診基準とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。
発症からしばらくして「肩や胸の痛みが少し引いてきたから、病院に行かずに様子を見よう」と判断するのは、最も危険な行動パターンの一つです。
なぜなら、心筋梗塞において痛みが和らぐ現象は、症状の改善ではなく心筋の神経細胞そのものが壊死して痛みの信号を発信できなくなった(知覚麻痺)結果である可能性があるからです。組織の壊死が完了してしまうと、致死性の不整脈(心室細動)や心破裂、広範囲の心不全を誘発し、突然死を招くリスクが跳ね上がります。
症状が一時的に引いた場合であっても、次のような状態を経験した場合は速やかに循環器内科を受診してください。
【循環器内科への受診目安】
- 即日・緊急受診:労作時(階段昇降や重い荷物を持った際)に左肩や胸が締め付けられ、休むと数分で軽快する現象を繰り返している。
- 要精密検査:定期健康診断で心電図異常を指摘されたことがあり、左肩や背中に原因不明の鈍痛が断続的に現れる。
- 受診すべき診療科:湿布や整体で変化がない場合は整形外科ではなく、心電図・心エコー・心筋トロポニン迅速検査が可能な循環器内科を選択する。