残ったカレーを極上再生!人気アレンジ術と翌日美味の科学的真相
残ったカレーを極上再生!人気アレンジ術と翌日美味の科学的真相を徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を凝縮して配信します。
旨味が凝縮する一方で、家庭料理の現場において最も警戒しなければならないのが衛生面のリスクです。厚生労働省が公表している食中毒統計データでも、毎年大規模な事例として報告されるのがウェルシュ菌食中毒防止の真相に直結する事故です。
ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)は、土壌や肉類に広く存在する細菌で、100℃で数時間加熱しても生き残る極めて強固な「芽胞(がほう)」を形成します。カレーを煮沸して安心し、大鍋のままコンロ上で一晩放置すると、鍋の中心部が酸素のない状態(嫌気環境)かつ菌の至適増殖温度である43℃〜47℃に長時間保たれるため、一気に数百万個へと大増殖してしまいます。
安全を担保するためには、加熱調理後の「急速冷却」が絶対条件となります。鍋底を氷水に当ててヘラでかき混ぜながら酸素を送り込み、30分以内に20℃以下まで温度を下げることがプロの厨房での鉄則です。保存容器に小分けした後の余ったカレー冷凍保存期間の目安は約3週間〜1か月、冷蔵保存であれば2日以内に食べ切るのが安全基準です。なお、冷凍する場合は、解凍時にスカスカのスポンジ状になって食感を損なうじゃがいもを取り除くか、木べらで完全にマッシュ状に潰しておく工夫が欠かせません。