「いおうてさんど」の意味とは?博多手一本の由来と拍手厳禁の掟
「いおうてさんど」の意味とは?博多手一本の由来と拍手厳禁の掟について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。
初めて博多の会合に参加する人が最も戸惑うのが、その独特な拍子と掛け合いです。一般的な関東の一本締め(パパパン、パパパン、パパパン、パン)に慣れていると、博多手一本の小気味よい変拍子についていけず、手拍子がずれてしまうケースが後を絶ちません。
実践で恥をかかないための博多手一本のやり方は、音頭取りと参加者全員が一体となる3つのフェーズで構成されています。
まず、音頭取りが「よーお」と長く澄んだ声で一同の視線と呼吸を統一します。これに続いて全員で一斉に発声と手打ちを行います。
1節目は「祝うて三度(いおうてさんど)」の掛け声に合わせ、間髪を入れず「シャン・シャン(2拍)」、一拍置いて「シャン(1拍)」と打ち込みます。
続く2節目ではもひとつせ掛け声が入ります。「もうひとつおまけに」「もう一度」を意味する博多弁であり、全員で「もひとつせ」と唱和しながら再び「シャン・シャン」「シャン」とリズムを刻みます。
そして最後の3節目は、再び「祝うて三度」と声を合わせ、「シャン・シャン」「シャン」と打ち鳴らして完結します。全体として博多手一本の掛け声は「いおうてさんど(2拍・1拍)」「もひとつせ(2拍・1拍)」「いおうてさんど(2拍・1拍)」という完璧なシンメトリー構造を描きます。掌を平らに当てるのではなく、やや窪ませて胸の前で叩くことで、体育館や宴会場の奥まで突き抜ける甲高い乾いた破裂音が響き渡ります。