ぼんじりとはどこの部位?油壺の下処理からカロリー・絶品焼き方まで徹底解説
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焼き鳥のメニューで見かける「ぼんじり」ですが、具体的にぼんじりの部位がどこにあるかといえば、鶏のお尻の骨(尾骨)の周りを覆っている突起状の肉です。尾羽を動かすための筋肉が集中している場所であり、常に適度な運動が加わるため、引き締まった筋肉とたっぷりと蓄えられた脂が絶妙なバランスで共存しています。
食用として処理される鶏肉において、鶏肉の希少部位としてのぼんじりは1羽からたったの1個(骨を外すと約15〜20g程度、焼き鳥串にして1本分前後)しか採取できません。普段何気なく口にしている焼き鳥1本には、鶏1羽分の旨味が丸ごと凝縮されている計算になります。
興味深いのは、そのユニークな名称の背景にある歴史的な経緯です。ぼんじりの由来や語源には諸説存在しますが、最も有力とされるのは、突き出た丸い形状がお坊さんの頭(座禅を組んだ姿)に似ていることから「坊主尻(ぼうずじり)」と呼ばれ、それが転訛して「ぼんじり」へと定着したという説です。江戸時代の古典や地域の民俗的な文献にも尾部の形状を形容する表現が見られ、古くから親しまれてきた部位であることがうかがえます。
また、日本全国の食文化を見渡すと、ぼんじりやぼんちちといった呼び方の地域差も多彩です。雌鶏の尾の形状に見立てて「ぼんちち」と呼ぶ地域があるほか、尾を意味する英語に由来した「テール」、三角形のシャープな見た目から関西圏を中心に「三角(さんかく)」、あるいは北海道などの一部地域で「ぽんぽち」「ごんぼ」と呼ばれるなど、多種多様な別名が存在しています。