日本列島はなぜ弓状に?大陸分裂の真相とプレート移動の全歴史
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国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)地質調査総合センターや海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究調査チームが国内外で採取したボーリングコア試料や海底音響探査データは、日本列島が今なお年間数センチメートル単位でダイナミックに変形し続けている現実を如実に示しています。
長野県大鹿村にある「中央構造線北川露頭」や、糸魚川ジオパークの断層破砕帯に立つと、数百万年前に削り合わされた白と黒の地層境界が数センチの狂いもなく露出しており、地球の凄まじいエネルギーを直接目の当たりにできます。
現地を調査する地質学者や研究者が論文や現地講演で語る「日本列島は完成された固定物ではなく、現在進行形で激しく揉まれている変動帯そのものである」という指摘は、現場の断層破砕帯の脆さを見れば一目瞭然です。
SNSやネット掲示板では時折「日本海溝にプレートが沈み込むことで、日本列島全体が海中に引きずり込まれて沈没するのではないか」という不安の声が散見されます。しかし、地球物理学的な実態はその逆です。海洋プレートが沈み込む際の圧縮力と付加作用により、日本列島は沈むどころか「年間数ミリメートル単位で激しく隆起し続けている」地域が圧倒的多数を占めています。