足立区立中学校の結核集団感染の真相|感染経路と保健所対応を徹底解説
足立区立中学校の結核集団感染の真相|感染経路と保健所対応を徹底解説の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
事態を重く見た足立区保健所は、学校保健安全法および感染症法に基づき、即座に「接触者健診」の体制を確立しました。学校側の名簿と行動履歴を突き合わせ、感染源となった人物と同じ教室にいた生徒、担当教員、部活動の関係者などを濃厚接触者としてリストアップし、段階的なスクリーニングを実施しています。
結核の感染有無を正確に判定するために用いられたのが、血液検査であるインターフェロンガンマ遊離試験(IGRA:QFT検査やT-スポット検査)です。従来のツベルクリン反応検査はBCGワクチンの接種歴によって偽陽性が出る欠点がありましたが、IGRAは結核菌特有の抗原に反応するため、BCGの影響を受けずに正確な感染判定が可能です。
検査の結果、発病に至っていないものの菌に感染していると判定された接触者に対しては、発病を未然に防ぐための潜在性結核感染症治療(抗結核薬「イソニアジド」または「リファンピシン」の3〜6ヶ月間の予防内服)が導入され、二次感染の連鎖を断ち切る措置が徹底されました。